虫歯はお口の中にいる虫歯菌が糖分から酸をつくり、その酸によって歯の表面が溶け始めることで発症します。ごく初期では痛みなどの症状もないため、気づかぬうちに進行しているケースがほとんどです。

白楽・白幡町の土日診療の歯科医院「みいだ歯科」では、虫歯治療においてできるかぎり健全な歯を残し、極力削らない方法を選択しています。ごく初期の虫歯であれば歯を削らずに治せるケースもありますので、違和感を覚えた際はすぐに当院までご相談ください。虫歯の早期発見・早期治療を心がけるようにしましょう。

「痛み」を伴う場合は症状がかなり進行しています

「怖い」「痛い」という歯医者に対する苦手意識があり、通院することをためらってしまったという経験はございませんか？　虫歯は風邪のように放置していても治る病気ではありません。早期に治療を行わないと進行し続けることで確実に悪化します。以下のような症状があった場合はすぐに当院までご連絡ください。当院では口腔内カメラによって口腔内をくまなく診療しています。

虫歯の進行段階と症状、治療法

進行段階	症状	治療法
CO（脱灰）	歯の表面に白く濁った部分や着色が見られる状態です。この段階では自覚症状はありません。	適切な歯磨きと歯科医院でのフッ素塗布を行うことで、歯の自然治癒のメカニズムである「再石灰化」を促進します。再石灰化によって症状が改善する場合もあります。
C1（エナメル質の虫歯）	歯の表面のエナメル質がさらに溶けだし、黒ずみが現れたり、冷たいものがしみたりします。この段階でも自覚症状は（痛みなど）はほとんどありません。	虫歯の部分を削り、その部分に歯科用プラスチック（レジン）や金属などを詰める比較的簡単な治療を行います。
C2（象牙質の虫歯）	虫歯がエナメル質の内側の象牙質にまで達した状態です。熱い物や冷たい物、甘い物を口にすると、歯がしみて痛みを伴うことがあります。	C1と同じく虫歯に冒されている部分を削り取り、詰め物で補います。削る箇所が多い場合は被せ物を採用します。
C3（神経の虫歯）	虫歯が歯の内部の神経まで達した状態です。何もしていなくてもズキズキとした激しい痛みを感じます。	「根管治療」で、虫歯菌に冒された神経や血管を取り除きます。その後、被せ物を取りつけて歯の機能を回復します。
C4（歯根の虫歯）	歯の大部分が溶け、歯根しか残っていない状態です。歯の神経はすでに死んでいるため痛みを感じませんが、放置することで歯の根に膿がたまると再び激しく痛みます。	ここまで進行すると、多くの場合は抜歯が必要になります。インプラントや入れ歯といった補綴（ほてつ）治療で、失った歯を補う必要があります。

根管治療とは

根管治療とは、虫歯が歯根の中を通る根管内の神経や血管にまで達した際に行う治療です。処置を施すことで虫歯に冒された歯を抜かずに残すことができます。虫歯菌が感染した神経（歯髄）、腐敗物などの感染源をきれいに取り除き、根管内部を消毒して薬剤を詰めてから最後に被せ物によって補います。

重度の虫歯の場合、歯を残せるかどうかは根管治療次第です。治療の難易度は高くなりますが、根管治療を確実に行うことで歯を残せる確率を高められます。当院では拡大鏡を使用し適切な局所麻酔と再診の治療技術により、以前よりはるかに治療は早く、そして痛みのない根管治療を実現しています。

根管治療の流れ

STEP1	STEP2	STEP3
虫歯菌に汚染された箇所をすべて削ります。	根管内をきれいに洗浄し、根管の長さを正確に計測します。	消毒を行い、根管内に菌が残らないようにします。
STEP4	STEP5	STEP6
少しのすき間もできないように薬剤をすみずみまで充填し、密封します。	根管内の状況次第では、歯根に土台を入れます。	上部に被せ物を装着することで治療は完了となります。